打ち上げ旅行…というワケでもないのですが

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ソウルのマジックバーで儀式の最中

11月のマジックショーの打ち上げ…というワケでは決してないのですが、このところ何故かこの3人で旅行をする機会が立て続けにありました。

1つ目は年末の韓国旅行。物凄く寒かったです。これまでに何度か(実は去年も)12月の韓国は訪れているのですが、ハテ?こんなに寒かったかいな?とフシギに思っていました。どうも韓国北部は数十年ぶりの大寒波に襲われていたようです。

さて、韓国に到着し、メンバーのヒトリが早速スマホで「韓国到着」とつぶやくと…

「どうして台湾に来ないのっ」

当時台湾に遊学中だった古山光ちゃんからお怒りの声が。

一同、ハタ、と気付く。そうか!台湾なら暖かかったのに!

korea02あろうことか、それまでダレも台湾に出掛けることを思いつかなかったのです。そもそも、どうしても韓国に行きたいっ!というワケではなく、飲み会の席で「どっか旅行でもいこっかー?」と、なんとなく決まっただけなのです。場所は国内でも良かったし、台湾ならなおさら良かった。しかし、もはや後の祭り。(^_^;)

前述の通り、激寒でしたが、あっという間の3日間を楽しく過ごしましたよっ!折しも韓国大統領選挙の直後。当選したパク候補の横断幕が町の中に掲げられていました。

次の旅行は2月、秋田県。ワレワレ全員がかつて出演したことのあるブラボー中谷さん主宰の「ハタハタ・マジック・コン親会」が2年ぶりに開催されることとなり、参加することにしたのですが、そのついでに各自好きなトコロへ、てんでんばらばらに出かけました。私は横手市増田町の内蔵、ゆみさんは同じく増田町の「まんが美術館」、ワラコさんはどこぞの「紙風船祭」、と、それぞれ最も見たいものが異なったため、一瞬だけ増田町に集合しましたが、キホンは現地(秋田県)集合現地解散です。

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秋田県横手市増田町山吉肥料店の内蔵

増田町は贅を尽くした「内蔵」が有名な町。内蔵とは、なんと、家の中にある蔵。倉庫として使うわけではなく、財を成した家がその富を象徴するかのように「座敷蔵」として建てたものだそうで、冠婚葬祭の場として使われたり、はたまた母屋として使われたりしていたそうです。

黒漆喰の壁や組木細工の「鞘飾り」が美しく、1階から2階までの通し柱が100本以上通っていたり、巨大な梁が数本渡してあったり、とにかく素材の使い方が半端無く贅沢。雲母を練り込んだ艶のある黒漆喰や細かな左官細工も圧巻です。木材部分が総漆塗りの、ぴかぴかの蔵もありました。

とはいえ、何しろ家の中にあるため、近隣の方々がどんな蔵を持っているのか、余り知られていなかったそうです。最近になって観光資源として披露するようになったそうですが、まだまだ観光客は珍しいらしく、訪ねて行くと皆さん大変暖かく迎えてくださり、お仕事の傍ら、丁寧にご自宅の蔵を案内してくださいました。

右の写真は昭和初期に建てられた、増田町ではもっとも新しい山吉肥料店さんの内蔵。「この細工がとても良くできたものだと…文化庁のヒトに褒められました」と、何度もギャグのようにおっしゃるご主人。本当に、つい最近まで持ち主たちご本人も蔵の文化財としての価値にお気付きではなかったそうです。

毎年秋には「蔵の日」というイベントが行われており、普段よりたくさんの蔵を見学させていただけるようです。是非とも、雪のない時にゆっくり再訪したいですね!ブラボー中谷さんがこのイベントに合わせて食い込んできてくださるカモ?

akitaあ、そうそう、湯沢市在住の知人の案内で犬っこ祭にも行きましたよ。県外から来た、というと、秋田のヒトビトは何故かしきりに「犬っこ祭に行くといいよ!」とオススメしてくださいました。近隣では有名なお祭りなのでしょうか?阿吽の犬の雪像とお社がセットになったものがいくつも立ち並び、なかなか圧巻。秋田グルメの屋台も楽しめます。

因みに、ワレワレが秋田にいる間、古山光ちゃんはニホンにいたにはいたのですが、名古屋の御園座でのマジックショーの出演があり、またまた合流できず。歌舞妓ファンのワラコさんは「勘九郎が立った舞台に立てるなんて!」と羨ましがっていましたが。

再演のハナシがうっすら持ち上がっていたりするので、今度こそ、4人揃って公演できるといいですね。

 

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category: 日々雑感